帯状疱疹ワクチン

※2025年4月1日より帯状疱疹ワクチン予防接種が定期接種となります。一部内容が変更となりますので現在掲示内容を調整しております。

帯状疱疹ワクチンとは

水痘(水ぼうそう)に罹ったことがある方が対象となります。
水痘の原因である水痘・帯状疱疹ウイルスは、感染による症状が収まった後も体外に排出されず、神経節に潜伏します。
過労や高齢などにより免疫力が低下すると、体の片側の神経領域に沿って、ピリピリした神経痛や皮疹が現れます。
これが帯状疱疹です。

この疾患による皮膚症状は約3週間で治癒しますが、ピリピリした痛みが残ることがあります。
発症から3ヵ月以上続く場合は、帯状疱疹後神経痛と診断され、痛みを軽減するための治療が必要です。
このリスクを軽減するために、帯状疱疹ワクチンが推奨されます。

接種について

対象期間
令和6年4月1日から令和7年3月31日まで
接種対象者
接種日当日、多摩市に住民登録がある50歳以上の方

助成内容

生ワクチンを接種する場合
1人につき5,180円を1回まで
  • 生ワクチンの場合、1回の接種が必要です。
不活化ワクチンを接種する場合
1人につき10,000円を2回まで
  • 不活化ワクチンの場合、2回の接種が必要です。

詳しくは【多摩市帯状疱疹ワクチン予防接種費用の一部助成について】をご覧ください。
帯状疱疹ワクチン予防接種費用の一部助成について|多摩市公式ホームページ

当院で接種を希望する場合は、以下の手順で受診してください。

  1. 上記対象期間の帯状疱疹ワクチン接種は予約制となっております。
    ご希望の場合は、お電話にて接種希望日の予約をお取りください。
  2. 事前に多摩市ホームページより帯状疱疹ワクチン予防接種申込書をダウンロードし、必要事項を記入して持参して頂くか、そのまま当院へ直接ご来院ください。
  3. 接種後、接種費用と助成額との差額を窓口にてお支払いください。

差額費用

不活化ワクチンの場合

1回目 ¥22,000(税込)-助成金¥10,000=窓口負担額は¥12,000
2回目 ¥22,000(税込)-助成金¥10,000=窓口負担額は¥12,000
合計2回で窓口負担額は¥24,000

生ワクチンの場合

1回のみ ¥7,500(税込)-助成金¥5,180=窓口負担額は¥2,320

助成の対象となるワクチンについて

種類 生ワクチン
(乾燥弱毒生水痘ワクチン)
不活化ワクチン
(乾燥組換え帯状疱疹ワクチン)
販売名 ビケン シングリックス
接種方法 皮下注射 筋肉内注射
ワクチンの
特徴
  • 発症予防効果が中程度
    (50~59歳で69.8%、60歳以上で51.3%)
  • 帯状疱疹後神経痛予防効果が中程度
    (60歳以上で66.5%)
  • 長期予防効果が低い
    (1年目で67.5%、2年目で47.2%、8年目で31.8%)
  • 副反応の発現率が低い
  • 基礎疾患等により接種できない場合がある
  • 接種料が安価で、1回接種のみ
  • 発症予防効果が非常に高い
    (50歳以上で97%、70歳以上で91%)
  • 帯状疱疹後神経痛の予防効果が非常に高い
    (70歳以上で85.5%)
  • 発症を長期に予防
    (50歳以上の成人試験で10年以上は80%以上の有効性)
  • 副反応の発現率が高い
    (注射部位の腫れ・赤み、発熱、頭痛などの頻度が高い)
  • 接種料が高価で、2カ月後から6カ月以内に2回接種が必要
接種を受けられない方
  • 化学療法やステロイドなど免疫を抑える治療をしている方
  • 免疫力が落ちている方 (HIV感染等)
  • 妊娠していることが明らかな方
  • 水痘ワクチンによる強いアレルギー症状 (アナフィラキシーなど) を起こしたことがある方
  • カナマイシン、エリスロマイシンの製剤にアレルギー反応を起こしたことがある方
  • 帯状疱疹ワクチンによる強いアレルギー症状を起こしたことがある方
  • 明らかな発熱 (通常37.5℃以上) がある方や急性疾患にかかっている方
副反応 発赤、そう痒感、熱感、腫脹、疼痛、硬結 疼痛、発赤、腫脹、筋肉痛、疲労、眼痛、悪寒、発熱、胃腸症状